人気ブログランキング | 話題のタグを見る

沖守弘・小西正捷『インド・大地の民俗画』

このところ読書はちょっとお休み中。秋には再開できるといいなと。
そんな中で、この数か月を魅了されいるモノが掲載された書籍を手に。

「コーラム」という床絵。南インドに住んでる方がたくさんの画像を撮ってくれている。
日常の暮らしの一部にコーラムがある。
華やかで、数学的で、調和がとれていて可愛らしくもある。フリーハンドで描いてく動画をみかけては見入ってしまう。

沖守弘・小西正捷『インド・大地の民俗画』_c0190344_20371489.jpg
 インド関連の資料ってのも探せない。
 この本には南インドの風俗画として紹介されている。
 これはもうほぼほぼ写真集。解説もある資料集。
 コーラムだけじゃなくパワフルな壁画たちがいっぱい。
 思い切りのいい、大満足な一冊。
 
 生でこの目で見たくなってしまう。
 
 外壁、内壁、玄関先の床。
 場所によってそのままで保存される時間が全く違う。
 

早朝に描かれる入り口のコーラムは、ナマモノ。
子供が練習している様子も。やはり数学的なバランスがあるのかな

# by ann-donut | 2021-07-02 20:56 | 鑑賞

森 晶麿『人魚姫の椅子』

タイトルといい装丁といい、さらさらっと読みたく思い手にとる。
さわやかで、若さが羨ましい小説はいイイわぁぁっと。主に三人に絞って話が進むので、わかりやすくてなんだかキラキラしてる。
設定もほどよくてコミックのように読める。

森 晶麿『人魚姫の椅子』_c0190344_19425037.jpg
「新たな青春ミステリー」の帯に、青春>ミステリーに思えた。(序盤)
 「青春」の印象は、けっこうラストまで続く。
 ミステリー部分はなかなか残酷なグロなのだけど。
 それでも「青春小説」の中の一部に感じる不思議。
 タイトルと装丁にまんまと騙された感がある。
 (このヤラレタ感は、おもしろい)

 江戸川乱歩氏の「人間椅子」を読んでみたくなったりした。




# by ann-donut | 2021-04-30 19:57 | 読書

舞城 王太郎『短篇五芒星』

たまには興味をそそられないものをあえて手にしてみる。

舞城 王太郎『短篇五芒星』_c0190344_19222579.jpg
芥川賞候補の作品。
わからない。
ほぼ改行なしの頁があったり。あれはこの作家さんの特徴なのか?
ちょっと戸惑ったりした。

んんん。読んでも、読んでも、読むのやめてもよくわからない。
次の章も読んでみる。よくわからない。
試験で「この文章の作者の思いは?」って設問があったならば。
解答に四択でもなければ・・・まず一言目も書き出せない。

バーベルの気持ちが、とてもとても安心していられた。

# by ann-donut | 2021-04-27 19:36 | 読書

またいつか。もの凄く夢中になる事に出会うだろう。


by ann-donut