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真梨 幸子『ご用命とあらば、ゆりかごからお墓まで』

図書館で表紙をみて手に。グレーとオレンジ色、好きな色の組み合わせなもので。
(グレーとの相性NO.1は〝ピンク〟であるけど)
百貨店の外商部の話。タイトルからもいろいろ予想できる。
読み始めはかなり予想通り。

真梨 幸子『ご用命とあらば、ゆりかごからお墓まで』_c0190344_21352699.jpg
 短編だが、人物相関でアチコチとつながっている。
 「ここ」と「その人」つながるっ!
 あぁ〜「アレ」かぁ!
 情報をあちこちで回収して、なかなか飽きない。
 「外商さん」と「百貨店」。なるほどいろんな展開があり得る。
 外商さんとかかわるなんて無縁だが、チラッと覗き見る気分。
 プライド高き秘書のような、便利屋のような。
 だけど、読んでゆくとどんどんエスカレート。
 最終話ではもう完全にイカレている。狂気。

 この一冊はミステリーなのだと、途中で気づく。

# by ann-donut | 2021-02-19 21:56 | 読書

チック・コリア と "Spain"

『スペイン』という曲を初めて聞いたのは、どこだったか?どんなタイミングだったのか?
チック・コリアの名前と「スペイン」という曲名が合致したのは・・・・もう耳には聞きなじんでずいぶんたった頃のはず。
そのくらい覚えてない。耳からはいってきたのが断然、先。
ピロピロロン♪からの始まり、そして「アランフェス」(アランフェスだと認識したのは、たぶんフィギュアースケートにはまりだしてから。耳にする機会が多い。)
ガラッと曲調がかわり、身体も揺れる。頭に残るのは、あの独特のテンポ。ちょいヅレというのか。そのヅレ感が→→→カッコイイ!だとはっきり認識するころには大人だったな自分。

ずっと身体を揺らしていたくなる曲。拍手してしまう曲。

JAZZがなにかもよくわからなくっても、この曲を耳にした人は多いはず。
で、脳内に格納されている人が世界中にいるはず。

そんな海の向こうの遠い世界のミュージシャン。初めて生LIVEは厚生年金会館。
観客はほぼほぼ先輩年代。自分は→曲の始まりも、終わりも次の曲が始まっていることもハッキリわからないほどのJAZZ素人。
アンコールで「Spain」。この時は諸先輩方と同じく歓喜にっ!!!!
通訳さんはいないけどチック・コリア氏が「もっとみんな前へおいで!楽しんで!」
もう、拍手とコールで大揺れに揺れた。
まさか生演奏で聞ける機会があるなんて!!っと、大感激した。

そして再びのLIVEは2019年(ついこの前)hitaruにて。

ああぁ。体感できる機会に恵まれた。それを逃すことが無くって本当によかった。

これからもこの曲は、きっと何度も耳にする。
ありがとうチック・コリア。2021年2月(79歳没)

# by ann-donut | 2021-02-13 22:12 | つれづれ

両角 長彦『便利屋サルコリ』

引きつづき〝探偵〟が出てくるお話。1日の読書時間が15〜50分の素人読書家の私には、ちょうどよい1話完結短編集。超ショートな伏線部分も、つなぎでもなくちゃんと読み物。
表紙も鮮やかで、パラパラしたくなり手に取った。

両角 長彦『便利屋サルコリ』_c0190344_20435427.jpg
読みやすい分量だけど、1話ごとにドキドキもするしハラハラも。
効率がよいという満足感がある。
探偵モノといいつつ、かなりの事件性へつながる依頼。
3〜4頁分の伏線文を間に挟みつつ、次の依頼へ。
なので本編が軽やかに感じるのかな。
(伏線→本編よりもドクンっと冷たさがあったり。)

個人的には〝骨崎さん〟はイケメン設定なので、彼の弱点は解せぬところ。
あと、私が知ってる便利屋さんとは違うな。

# by ann-donut | 2021-02-13 21:06 | 読書

またいつか。もの凄く夢中になる事に出会うだろう。


by ann-donut